蒼薔薇の書斎

WT2シルバーレイン、WT3エンドブレイカーの日記のお部屋です。

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<シュレーン>独り。

くるり、くるりと人形が踊るように。

シュレーンが舞う。独りきりのワルツ。
作り物の黄金の髪、緑柱石の瞳、伸ばした指先は誰の手も取っていない。

舞踏会場はシーンと静まり返たまま。
奏者さえ、その手を止めて。
ただ、黒髪の姫君が奏でるピアノの音色だけが、空気を淡い色に染めていた。

音もなく、重さも感じさせず、シュレーンのステップは迷いがなかった。

黒一色の衣装に、唯一彩が与えられるのは、金色のカーテンのように毛先が揺れる時だけ。
いつも毒を含み微笑んでいる唇は、今は色を失い、まるで白い仮面のよう。


カツン。


何かの冒涜のように、靴音が一つだけ響いた。
その瞬間、高らかに不協和音が奏でられ、曲調ががらりと変化する。

人形が人間に堕ちる。

くるくると激しく身体が揺れ動く。
閉じた瞳が雄弁に何かを語る。どこか苦しそうにも見える表情で。
その指先には、目に見えぬ誰かの手が。

それをいとしげに引き寄せる。




「私が、この手を差し出して踊るのは、愛するひとだけです」

ふいに踊りを止めて一礼したシュレーンの唇には、いつもの笑みが宿っていた。











●もっと、情景を描くのが上手くなりたい…。
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